今日はフレンチの名店ぶのわ東京に来ています。
こ、こんな高級なお店来た事無いわ･･･。あんたある？
いえ、ありません･･･。
まったく、ボブっていったいどんな奴なの？取材したいって言ったらこんな高級店を指定してくるなんて･･･。
随分な紳士らしいですよ？
そんなの噂でしょ。実際に会ってみないと、ほんとの所はわかんないわよ？
あっ！そのほんとの所がいましたよ？？
こんばんは。ジェーンさん。アリサさん。始めましてボブと申します。
これ、つまらないものですが、受け取って頂けますか？
あっすてきな花束ですね。
まぁ！？この人、超紳士･･･♥♥♥
ジェーン(15)'s ビジョン
＝
ほわわわ〜ん
それでは質問いたします。
まぁそんなに焦らずに。まずは注文いたしましょう。ここはワインの品揃えも良いんですよ。コルシカのワインなんていかがです？
まぁコルシカのワインですか？私大好きなんです！
ほんとけ？
それはよかった。それじゃあオードブルに「サワラのマリネ シャガイモとセベット」、前菜に「グルーンアスパラガスのポッシェ」メインには「子羊の香草風味 エスカルゴバターと旬野菜」なんていかがですか？
まぁ素敵ですね♥♥♥
わぁーそんな料理、見たことも聴いた事もありません。ついてきてよかったー☆
料理がくるまで少しお話しましょうか。ええと、私に質問があるとか。
ええそうなんです。
こんなチャーミングなお嬢さんに興味を持ってもらえるなんて光栄ですよ。
チャーミングだなんて･･･。ぽっ。
それではお聞きします。まずボブさんは、『ウェイトとパワーを増やしつつもスピードを保つ』という肉体改造を行われていらっしゃいますが、バボさんにとっての”究極の肉体”についてお聞かせください。
はい。いかにスピードがあろうとも、それだけでは屈強な相手を倒す事はできません。様々な要素が要求されるのです。
スピードとウェイトの２つを同時に維持することで、スピードにより相手の防御を崩し、チャンスを得る。ウェイトにより圧倒的なパワーでチャンスを活かす。それこそが屈強な相手を倒す大きなパワーとなるのです。
その為には太ってしまってもいいのですね？
太ってしまう？それはちょっとニュアンスがおかしいですね。太っている事は私が自分から望み、選択した結果なんですよ。
必ずしも太っていることをネガティブに捉えるのは正しいとはいえないのです。
なるほどぉ。ボブさんは新しい感覚や発想をされるかたなんですね。
格闘スタイルも「フリースタイル空手」という斬新な物なんでうよね！
はい。すべての物は模倣から始まります。私も大いなる先人による空手を大事にしつつ、
しかし既成概念に囚われることのない新しい試みを自由に行っていきたいと思います。それを体現したのがフリースタイル空手なのです。
そういえばアリサさん。あなたの父君であるボスコノヴィッチ博士、あの方も実に自由な格闘スタイルを持っていらっしゃいますね。一度お手合わせしたいですね。
え？父の事をご存知ですの？
以前の大会のビデオは全て拝見しています。海老老拳、あれは良い技ですね。技名も良い。
まぁ。技名が良いだなんて。父君もよろこびますわ。っぽ。
ちょっとまったー！！
アレ？
やいやいこのボブ野郎！アリサさんにちょっかいを出そうたぁ太ぇ輩だ！！
ちょっとＰジャック何しに来たのよ！？
何言ってるんですか！先生もボブに騙されているんです。このボブ野郎は紳士ぶってその厚い面の皮の下に野獣に似た微笑みを隠し持っているような欲望丸出しの獣人なんですヨ！！
君は･･･プロトタイプジャックか？
む！？私を知っているのか？
もちろんだよ。過去の大会は全てビデオで見ている。君の格闘スタイルも実にユニークだ。
しかもその鋼鉄のボディ。いかに私がウェイトを増やそうとても得られない堅い堅い鋼の筋肉は羨望の眼差しを送らずにはいられない。
そ、そんなことを言って、油断させようというのでしょう？
いや、私は本気だよ。Ｐジャック。もちろんアリサさんや聡明なジェーンさんを魅力的だと感じているが、格闘家として私は君の存在に心奪われているのですよ。
えっいや・・・そうですか？
うん。是非とも格闘家の先輩としてお話を聞かせていただきたいです。
そ、･･･し、しかたないなぁ！よーしボブ！私が第一回大会に参戦した時から話してやろう！いや、しかたないなぁ･･･フフフ。
どうでもいいけど、鉄拳キャラってみんな過去の試合のビデオを見ているのかしら？仁とか巌流とか
それでは料理も追加注文しておきましょうか。生牡蠣を2･･･いや、3ダースもらいましょう。
まぁ生牡蠣？
ええ。レモンを絞ってワインと一緒に食べるととてもおいしいですよ。
そりゃあうまそうだ！
ほんとうね。おにいちゃん！
こうして４人はおいしくディナーを頂きましたとさ！
☆to be continue☆
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本日のお店
ブノワ東京
■東京都渋谷区神宮前5-51-8 ラ･ポルト青山10階
■営業時間
レストラン ランチ 11:30 - 16:30 (14:30 L.O.)
ディナー 17:30 - 23:30 (21:30 L.O.)
カフェ 11:30 - 23:30 (21:30 L.O.)
年中無休
■公式サイト
http://www.benoit-tokyo.com/index.html
