せんせい。算数を・・・・教えてください・・・・。
まぁどうしたの!?!?!?!?
実は先日、ガススタンドでおつりをごまかされちゃいましてね・・・。
もちろんそのスタンド店員にはファーザーズアイを食らわせましたが、今後だまされないように算数を勉強したいと思いまして。
ふーん。
算数を学んで賢くなりたいんです。特に足し算引き算を!!
それじゃあ前みたいに、鉄拳を徹して算数を勉強してみましょうか。

鉄拳勉強法A数学

例題@

タイタンダンプ
シロウ君が発生13フレームのタイタンダンプを出したところ、イサム君はガードしました。
タイタンダンプの硬直差は−22フレームです。
イサムくんも仕返しにタイタンダンプを食らわせてやりたいところですが、ヒットするでしょうか?

これほんとに数学の問題なんですか??
そうよ。鉄拳数学勉強法はただの数学じゃないの。具体的に数学を使う状況を想定することで、より計算をしやすくするのよ!さぁ考えて!
えぇと、フレームというのはとにかく時間なんですよね。
(え?そこから?)
“発生フレーム”は技が当たるまでの時間です。“硬直差”は攻撃のガード時に、次に動ける時間の差ですよね?

fig1.発生フレームと硬直差の概念図
そうよ。攻撃をガードすると動けない時間が生まれる。で、次に行動を始められる時間は相手と自分とで違う。それを表したのが硬直差よん。(↑参照)
よし、確認できましたよ!えぇとされで、問題は
「シロウの発生13フレームの技」をガードして出来た「−22の硬直差」を使って、「イサムが発生13フレームの技」を打つんですよね?
うーんとぉ・・・。−22に・・・13をいれるんだから、−22+13で・・・−9?・・・−9は13より小さいから???えーと「−22ー13は・・・−35フレーム???でしょう!?なので・・・「ー35の硬直差」が新たに生まれ・・・る・・・のかな?????
ハァー。あんたばか?なんにもわかってないでしょ?
ぶ、無礼な!!
そもそも「−22フレーム」っていう意味わかってる?
わからんです。なんでマイナスなんですか?負の数なんですか?
・・・・・・・・・・これをみなさい。これは例題1を図にしたものよ。

fig2.例題1の解説図
−22フレームは『“技を出した側”が“技を防御した側”よりも22フレーム遅く行動する』ってことだわ!
ぽうほう。マイナスは負の数ではないのか。
そうよ。マイナスは“技を出した側”にとって“不利”な22フレームであることをさしているのよ。
逆に防御したイサムにとっては22フレーム自由な時間を手に入れたって事ヨ

   じゃあその間にお茶を飲みましょう!携帯でカスタマイズを撮影しましょう!!
   馬鹿じゃねーの?
   ぶ、無礼な!!
   あんたね、その隙に攻撃しなきゃ駄目じゃない。相手は無防備なんだから。そんな時に攻撃しなかったら相手に笑われるわ。
   そうすか・・・。
   それに1フレームは約0.0167秒よ。22フレームっつたら0.366666667秒よ!それっぱかでお茶が飲めるか!
   デジカメだって世界最速のニコンCOOLPIX S610だって起動に約0.7秒。つまり42フレーム!全然足らないわよ!!

さて、ばか言ってないで計算しましょう。
(コノヤロ・・・)技が確実にヒットするかどうかを確かめるには、[“ガードした技の硬直差”の絶対値−“反撃する技のフレーム”]を計算して、答えが正ならヒットするわよ。
(当然ながら、硬直差がプラスだと技を出したほうが有利という事なので、反撃は入らないわ)
ほー。l硬直差Fl-反撃の発生Fの正負ですか!わかりました。
「22−13=9フレーム」は負になりません。なので22フレームの余裕に、発生13フレームの技は必ずヒットするはずです。っちゅうことです。
ちゅーことは13フレームのタイタンダンプはヒットします!

fig3.例題1でタイタンダンプを出した場合の解説図
そうよ!正解!!!
イエーイ!!ヨユー!!!
図にのっとんなぁ


じゃあちょっと変えてみるわよ!!
例題A

六腑砕き
士郎君がカズヤで発生16フレームの六腑砕きを出したところ、イサム君はガードしました。
六腑砕きの硬直差は-10フレームです。
イサムくんは仕返しに発生13フレームのタイタンダンプを食らわせてやりたいところですが、ヒットするか否か?

ぶひゃぶひゃ!そんなの簡単ですよ!さっきとおんなじです!
-10フレームの余裕に対して発生13フレームのタイタンダンプ!・・・・・ん?、10フレームの隙間に13フレームの技???10-13=-3ですよね?間に合いませんよ???
そーか!!!間に合わないんだ!!!タイタンダンプが当たるまでに3足りません!!

fig4.例題2の解説図
ぽうほう
ヒットするまでにシロウが動き始めるという事は、ガードされるに決まってます!つまり!当たらない!!
むむぅ!!やるわねPジャック!そんなにかしこいとは思わなかったわ。


それじゃあ例題2の応用問題よ!

例題B

六腑砕き
先程と同様に、シロウ君がカズヤで発生16フレームの六腑砕きを出したところ、イサム君はガードしました。
今度のイサムくんは仕返しに発生21フレームのアトミックショルダータックルを出しました。
この後、予想されるシロウの選択肢をすべて挙げよ

な、なんですと??
落ち着いて、途中まではおんなじよ!!
おんなじ!?わかりました。-10フレームの余裕に対してアトミックショルダータックルは発生21フレーム!!
「10ー21=−11」つまり攻撃が当たるまで11フレーム足りません!!

fig5.例題3の解説図A
いいわよ!そこまではOK!
うーん。発生の最中に敵が行動し始めるんですよねぇ。とりあえず考えられるパターンは
   行動予測@ガードする。・・・アホみたいにタックルを狙うイサムを余裕でガード!
   行動予測A攻撃を受ける。・・・シロウがボーっとしてたら攻撃を喰らう。
の2つです!どうですか?
っくっくっく!!!ぶーぶー!!!!
なんですと!?

fig5をもういちどよーく見直して御覧なさい。

fig5.例題3の解説図A
あなたは「11フレーム足りない」といってたでしょ?その通り、発生21フレームの技を確実に当てるのには11フレーム足りないわ。最後の11フレームはシロウが動き始めてしまうもの。
そうですよねぇ
でもこの11フレームという数字がポイントよ!鉄拳6ではどのキャラも最も早い技は10フレームなの。つまり・・・
んんー!?そうか!イサムからして見れば「11フレーム足りない」だけですが、シロウにとっては「11フレーム余裕がある」って事ですよね??
うふふ
そうですよ!そうです!11フレーム余裕があるって事はですよ?鉄拳6でいちばん早い10フレームの技が間に合うってことですよ!!!

fig6.例題3の解説図B
つまり!!
   行動予測Bイサムが技を出そうとしている間に10フレームの技で攻撃を当てる!!タックルを潰してカウンターを取る!!
これですよね!!
おめでとうPジャック!!正解よ!まさかわかるとは思わなかったわ!!!
この場合、六腑砕きの硬直差をもらって調子にのったイサムは、それに見合わない大振りな技を出そうとしたわ。それによって逆にカウンターをもらったのね。
イサムってやつはよっぽどなオマヌケですね!
これは硬直差と発生フレーム、両方の把握が大事ってことね。



おおすごいです。状況を踏まえてみれば、足し算引き算なんて簡単じゃあないですか!!
ふふふ。算数の基本は数字を字ではなく、しっかり数として概念を把握することよ!最近の暗算が苦手な子供はそこが苦手なのよ
そろばんやオハジキできちんと数の感覚を掴む。それが基本には大事なの。
なるほど。図みたいに、横線に数字を並べた事で数字の感覚がよくわかりましたよ!これはすごいですね!
い、いや、鉄拳のフレームの・・・
この表示方法は数直線というんですね!すごいですねわかりやすいです!!
いや、あのね、鉄拳のフレームを使ったからこそ、わかりやすくなったと思わない??・・・
え?数直線の効果
いやだから・・・



BACKtoINDEX
inserted by FC2 system