the history of jack

今回の話はjane red heiredのカスタマイズシステムへの“感想”です。全て「～と思う」という程度のお話です。
「バーロー！てめぇのただの感想なんざ興味ねーよ！」と言われちゃいそうなシロモノですので、事前にご了承ください。

はーい☆ジェーン１５才よ！うぉおおおお！今日はｶｽﾀﾏｲｽﾞのお話よ！

なんだい私まで呼び出して。アタシ今忙しいんだけど？シナリオキャンペーンでジャックの注文が増えてるのよ。

さっそくだけどジェーン（２９）、あなたののｶｽﾀﾏｲｽﾞを考えて、着せ替え遊びゲームを作ったの！ジェーン（２９）うれしい？

はぁ？唐突に何を言うんだい？あたしのｶｽﾀﾏｲｽﾞ？あたしは闘わないんだよ？あたしのカスタマイズなんて考えたって何の得があるのさ

だからこそ勝手に考えて作ってみたのよ！！おもしろいから！

あぁ。そうすか。

それじゃあさっそくやって見てよ。ジェーンカスタマイズアプリ！

･････先生、これは「アプリ」とは違いますでしょう。半透明gif画像をめちゃくちゃに重ねまくったものですよ？

うっ。バレたか･･･。　gif画像を張りまくったおかげでとっても重いページになっちゃったわ。携帯とかでみるのはかなりつらいと思われますので、申し訳ありませんが、パソコンでご覧下さい。

パソコンの無い人は買うか、友達や各種公共施設などで借りてください。

それじゃあとにかくｶｽﾀﾏｲｽﾞ遊びを楽しんでもらいましょう。その後は作ってみての感想よ！

やれやれ、とりあえず見てみるかな･･･

＜＜＜＜ジェーンカスタマイズ＞＞＞＞＞

どうだった？

なんていうか、下着姿にまでひん剥かれちゃうのが気になるね。ぶっちゃけ恥ずかしいよ

そんなところ？もうちょっと他に無いの？けっこう手が込んでるのよ？

アイテムコメントもがんばりましたからねぇ

カスタマイズシステムに関するポイント①：アイテムコメント

そのアイテムコメントだけどさ、デフォルトアクセ？のコメントに随分適当な事を書いてるじゃないのさ。なんなのよこれ？
他にも「海蛇が入っている」とかいいかげんな設定が書いてあるけれど？

あーあれね。

鉄拳のカスタマイズにおいて、アイテムコメントは非常におもしろい所だわ。なんでもないヒヨコが、アイテムコメントによって「そうか！コイツはブルースのペットなのかー！！（＾うぉお^）」てなったりして、凄く面白くさせてくれる物だわ。
でも今の鉄拳6アイテムコメントって、ただの商品説明になってることが多いでしょ？それが駄目ってわけじゃないんだけど、やっぱりちょっと面白さが足りないと思ってたのよ。

・・・・・

５の頃は「そのアイテムは本人にとってどういう物なのか（←ヴァイオレットのサングラス）」とか
「そのアイテムには何が入っているか（←ドラグノフのバックパック）」とか
「そのアイテムにはどういう機能があるか（←ジャックのエアダクト）」等が載っていました。
＜参考文献：EDDhqのEDDさんがまとめられたアイテムコメントリスト＞

６にはそういった設定が足りなくて寂しい気がしますよね？

あーそういえば。

なので、「原田様ヒゲ様ハヤト様、こういったキャラの知られざる設定が見えてくるアイテムコメントだとうれしいです！」という願いを込めて、このアイテムコメントにはいい加減な設定を思い切りいれたって訳。

ふーん。

ところで私のアイテムを見れば「G社スーツ」とか「ボスコノヴィッチスタイル」とか「拍手ちゃんコス」をそれぞれ分解したようなアイテムの取り揃えだけど、
あんたこういうの嫌なんじゃなかったの？？

うーん。そうだったんだけどさ、作ってるうちに、ちょっと意見が変わってきたのよ。
やっぱり大量のアイテムの数を作る事を考えると、この作り方にしないと大変なのかも･･･

ちょっと、ちょっとちょっと！！
※参考：

おもしろギャグ「ちょっとちょっとちょっと」で一世風靡したザタッチのお二人

古っ！

まってくださいよ２人とも！なんの話だかさっぱりわかりません。ちゃんと皆さんにわかるように説明してくださいな

わかったよ。それじゃあそもそも５、５DR、６のアイテムの作り方について説明しようか。

カスタマイズシステムに関するポイント②：５、５DR、６のアイテムの作り方の違い

そもそも、鉄拳５から導入されたｶｽﾀﾏｲｽﾞシステムは、５、５DR、６、６BRと作品が変わるたびに追加されたり変化したりしてきたのさ。

イメージとしてに理解するためにコレを見て！

これはデフォルトの服装をただのハンバーガーとして現したものよ。
ゴマやチーズを加えているようなカスタマイズが鉄拳5．
デフォルトのパティを増やしたり、魚に変えてみたりしているのが鉄拳5DR。
それに対して、
鉄拳6の“まったく違う料理に作り変えたり、アイテムでデフォルトを覆い隠しているのが鉄拳６と６BRよ。
なんとなくわかる？

ふむ。６は完全にハンバーグをハンバーグステーキに作り変えるような考え方なんですね。
またはケースで覆い隠してしまうような物だと。

そうそう。なぜ、そういった違いがあるのかというと、それぞれ異なった作り方をしているからなのさ。

tekken５：「デフォルトに加える」
“デフォルトにつけくわえるアイテム”というイメージで作られている。ブライアンのパープラチアットとかドッグタグとか。

tekken５DR追加分：「デフォルトをふまえて、それに変化をつける」
蛇皮ズボンが迷彩ズボンになったり、デフォルト上にベストを着せるなど、最初から着ている部分に変化を与えるように作られている。
飛鳥のデフォルトがスカートタイプになるｱｲﾃﾑとかが特に顕著な例。

tekken６：新しい服装を用意し、パーツ化したもの
デフォルトに追加する訳でも、デフォルトを変えてしまう訳でもない、まったく新しい服装を作り、それを分解してアイテムにしてある。

んー。なるほど。

ぽーぽー。なんとなくアイテムの作り方の違いがなんとなくわかってきましたよ。

全部がそうとは言えないけど、だいたいそういう傾向になる!

んで、さっき言ったように、アタシは６のｱｲﾃﾑの作り方にぶっちゃけ不満があるのよ。

ぽうぽう。６の作り方というのは「新しい衣装を分割販売する」って奴ですね。セットの物をばら売りする方式ですか。
なにが不満なんですか？？？

カスタマイズシステムに関するポイント③：６アイテムについての不満

あんた、ファーストフード店でこんなハンバーガーがでてきたらどう思う？

まぁかぁいいですえ！かぁいいですえ！

え?かわいいって？

ええ。見方によっちゃかわいいハンバーガーですよ。帽子被ってるみたいで。
ただまぁ「一見すると中途半端なお持ち帰りハンバーガー」に見えるのが難点ですね。

私が不満なのは、本来セットになるように作られているアイテムを部分的に使用した場合、

『私、このハンバーガーにあえて上だけケースを付けているよ！』

『なんだこれ作りかけ？もって帰れないなぁ･･･』

っていう風にみえちゃう事なの。そこが嫌なの！これは某Eさんもおっしゃっていたのよ！

むぅ某Eさんも！？　･･･うーんたしかに･･･。

なので私の不満は
・せっかく完成させたカスタマイズが“予定されたセット”の作りかけに見えちゃう場合があること
と
・せっかく完成させたカスタマイズが「あー。なんかAセットとBセットを組み合わせたんだ。へー」っていう風に見えちゃう
ことだわ

私は“上だけケースのハンバーガー”をかわいいと思います。そして本人が満足していれば良いとは思います、
が、理屈としてはそう言われる、そう見られる可能性は高いわけですね。

アイテム一つ一つで成立していた５時代に比べると、いろいろと制限もあるから困るね。

制限されると言いますと？

たとえば飛鳥だけれど、せっかくの新アイテムのジャンパーが制服とかと併用できないんだよね。
２種のジャンパーと併用できるのは同時に追加された実質２種のインナーに限定されている。デフォルトとすら併用できないんだよ！？

私が不満なのは、こういう最初に予定されたセットでしか役に立たないアイテムが多い所だね。
（システム的に併用できない物がある他、どうやったって合わない物も…）

ジャンパー２種×インナー２種×色じゃカスタマイズの幅が狭いですね。

まぁＮＢＧＩ様が「ジャンパーの中身はこのインナー実質２種から選ぶのが最高！それ以外の選択肢なぞ不要！」だっていうならそれでもいいよ。それならそれで良し！
ただ、５の「バラバラに作られたアイテムを頭をひねって組み合わせる楽しさ」が味わえないのはちょっと惜しいねぇ！
５の方が“どうやってもデフォルトがベース”という大きな制約はあったけれど、その制約の上で色んなパターンが作れた気がするよ。
他のプレイヤーと被らない物を作りやすかったね。

やーね。すぐ「昔はよかった発言」をして。年寄りみたい。

だってそうだもん

というわけで、現在鉄拳６アイテム＝セットに対して不満に思うことはセットとして作られている為に“セット以外の組み合わせ”が構築しづらいってことよ。

「ヒマラヤ登山の格好と、スキューバダイビングの格好を組み合わせても、ただの「登山とスキューバの格好」になりやすく、斬新なカスタマイズが出来る可能性がいかんせん低い」わ。

うーん。確かにお二人の話を聞いているとそんな気がしてきました。

カスタマイズシステムに関するポイント③：６アイテムの利点

いろいろと偉そうに不満を述べちゃったけど、別に悪い事ばかりじゃないよ。６アイテムには利点もある。
まずは鉄拳5時代には考えられなかったような大幅な変更が楽しめる。デフォルトとはまったく違う見た目になるのは６ならではだね。

５の頃はあくまでデフォルトに沿った形だったのがまったくそれを無視したカスタマイズが可能となったわ。これは今まではできなかった事よね。

たしかにそうですねぇ。５とDRではデフォルトに縛られますね。

うむ。先ほど言った不満点も、必ずしも全てのアイテムに対してそうだというんじゃないよ。
例えば、飛鳥にある『戦巫女セット』だけど、袴とかなら部分的に１Ｐに使ってもおかしくはない。
これはデフォルトの和服がうまいこと作用してくれているんだね。-----------------------※１

今回ジェーンのカスタマイズを考えた事で、もう一つ利点がわかったわ。それでちょっと考えが変わったのよ。
わかったことっていうのは5やDRのようなデフォルトに加えるものを考えるより、６のように新しい服装を考えて分解した方が作りやすいって事だわ。

それは先生の発想が貧困だからじゃないんですか？

当然それもあると思うわ。ただ、(鉄拳５のように)一品ごと独立したアイテムを作るよりも、セットを考えて分解した方が、楽な気がしたわ。
偉そうに不満をのべちゃったけど、４０キャラクターそれぞれにアイテムを作るのだから、６のような作り方をするのにも納得が言ったわ。

おうそれはいいですね。意見が違ってもその理由がわかれば、理解しあえる事も増えるというものです。

ご高説どうも

どういたしまして

遊んだ側から言わせてもらえば、セット物同士を組み合わせても、それなりにカスタマイズを楽しめたよ。

これは発見だったわ。

えーとぉ。話をまとめると、とにかく鉄拳6のアイテムには不満があったけれど、自分でつくってみたら良い所もあったというわけですね？。

そういうことになるわね。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊ここまでのまとめ＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ■５、５DR、６ではアイテムの作り方に違いがある。
・鉄拳５：デフォルトにつけくわえる
・鉄拳５DR：デフォルトをふまえて、それに変化をつける
・鉄拳６：新しい服装を用意し、パーツ化したもの＝セット
■セットとして作られている６アイテムによる利点
・見ている人が「うわぁ変わった！」といような大胆な変更ができる
・アイテム作成が行いやすい。
■セットとして作られている故の不満
・本人にとって完成されたカスタマイズが「“予定されたセット”の作りかけ」に見えてしまう
・“セット以外の組み合わせ”が構築しづらい傾向にある
□↑構築しづらいだけで、まったく”セット以外の組み合わせ”が出来ないわけではない。―①
・飛鳥の和服1Pと戦巫女セットや今回のジェーンカスタマイズはセット以外の組み合わせが楽しめた。
■鉄拳5ではどうやってもデフォルトに依存するが、基本（デフォルト）が固定されているので、を自由に付けられる選択肢が多く、狭い範囲ではあるが、イメージの違うカスタマイズを作りやすかった。

でさー、でさー、私考えたのよ。今後の鉄拳シリーズのカスタマイズがどうなっていくかって事を。

ふむふむ？鉄拳開発チームはいつだって前作を大きく超える物を提供しようとがんばってくれているからねぇ。
（偉そうに不満を言っちゃったけど、６の作り方だってかなり意欲的に新しい方法を模索した結果だろうし）次がどうなるのかはすごく気になるね。

今後の予想

やっぱり個人的には６の不満点を軽減して欲しいわ。

おや「軽減」とは殊勝な言い回し。

もちろん「今の鉄拳6カスタマイズ最高！変更必要なし！７も８もこれで行ってほしい」と思う人もいるだろうからね。

で？あんた個人的にはどう変化したらよいと思うのかしら？

まず、先ほどの６の不満点の『“セット以外の組み合わせ”が構築しづらい傾向にある』についてだわ。
ここで私が言いたいのは、同じ鉄拳６のアイテムでも組み合わせづらいものと、あわせても面白いものがあるという事ね。

はぁはぁ。さきほど「飛鳥の和服と戦巫女は合わせやすい」という事ですか。

そう。これはどうしてか、考えたわ。そしてわかったわ。
それはつまり『同じ和服』でデフォルトとイメージが近いという事なのよ。

ふーん？

今回私が作ったジェーンのカスタマイズの場合、格闘家ではないので殆ど『普通の服』あるい『は科学者っぽい服装』という共通点があるわ。だからあわせやすいと思うのよ。
で、そうだとすると、現在の鉄拳6のアイテムの問題点はセットとして作られることではないという結論にたどり着いたわ。

えー！？ここまでｸﾞだｸﾞだ言っておきながら！？

そうよ。問題はセットとして作る所ではなく「デフォルトとは別の服」と捕らえている所ではないかと思うの。
一つの決まったキーワード「合氣道」や「女性物理学者」、「ブルジョワな黒人」、「ルチャリブレ」といったそれぞれのデフォルトにあるキーワード、それを念頭に置いた上で考えられたセット同士ならば、バラバラして組み合わせてもうまく嵌まり易いってわけよ！

ふむふむ？そりゃあそうでしょうね。デフォルトをひとつの基準として、アイテムを考えれば、イメージの近いアイテムが出来、組み合わせがしやすいってのは道理です。

でもそれだと６アイテムのように思いっきり雰囲気が違う服装なんて用意できないと思うけど？

もちろん、すべてのアイテムを同じキーワードにもとずいて作るべきだと思ってるわけじゃないわ。デフォルトと全く関係ない服装もあって良いと思うわ。

ただ、デフォルトという基準をもう少し大切にして考えたアイテムの比率を大きくするとよりよくなるんじゃないかと思うの。

なぁるほど。

＊＊＊＊＊＊＊＊＊Janeの予想まとめ＊＊＊＊＊＊＊＊＊ ■キャラの知られざる設定が見えてくるアイテムコメントが帰ってくる
■６よりもデフォルトイメージを基準としたアイテムの比率が増える。
・合気道の道着と戦巫女の服など、同じ和服というキーワードがあるセットならば組み合わせがしやすい。
・問題はセットとして作る所ではなく「デフォルトと一切関係ない第3の服」と捕らえている所であると考えられる所。
・これらから、一つの決まったキーワード「和服」や「科学者」に基づいてアイテムを作れば、セットだろうと組み合わせやすい。

せっかくそれぞれに個性的なデフォルトカラーがあるのに、全員裸にして（まったくデフォルトを忘れて）アイテムを考えたんじゃ、みんなにホットパンツがあったりして似通うのは当然さね。
でデフォルトを大事にすることでキャラクター同士が似通うのも防げると思うね。

ほうほう。

そうなると今後重要になってくるのはデフォルトの方か。
アンナがチャイナスーツを着ていることで上半身＆下半身というくくりでアイテムを構築しているように、次回作ではデフォルトの一新あるいはニーナの歴代１Pのように“近いけれどすこし違う”物へ変化する可能性もありうるね。

鉄拳4で一新された驚きがまたおこるかもしれないわね。

それでおもうんだけどカラーチェンジのアイテム対応が･････

あんまりに長くなってしかもわかりづらいのでこの辺でやめます！
☆to be continue☆
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